全国的に暑かった今年の夏でしたが、甲府では7月23日から9月18日まで連続58日間の真夏日記録を更新しました。この暑さのなか煎豆屋の店先で元気に成長してお客様をお迎えしたコーヒーの木でしたが、今日の甲府の最低気温は8.3℃と冷え、今年も越冬のため自宅に持ち帰る準備をしました。夏の間は朝夕2回の水やりが日課でしたが、最近は週に1回に減らし根腐れを防ぎます。自宅まで10kmのドライブ輸送して一回り大きな鉢に植え替え少しの肥料を施し冬支度を整えます。本来は亜熱帯性の植物ですから、夏の暑さは全く平気ですが冬の寒さは大の苦手で冬越しには大変な神経と労力を使います。そんな苦労もいとわない魅力は鮮やかな緑の葉に甘い香りが漂う純白の花と、真っ赤に熟したチェリー、そこから生まれるお客様との楽しい会話でしょうか。暑かった夏の思い出と共に一段と大きくなったコーヒーの木が来年の初夏までお別れします。