第35回ふるさとの山に登ろう

2019/04/28(日)

クラブで2年前の4月に計画して以来、雨で3度も延期になった滝戸山が絶好の登山日和に恵まれ実現した。滝戸川に沿って開かれたコースの入口になる右左口(うばぐち)の標高は500m、ここから急登を頑張り滝戸山(1220m)を越えて鴬宿峠(1050m)へ下る。天然記念物ナンジャモンジャの木を見て、再び滝戸山に登り返す累積標高差1000mのハードな計画にメンバー8名が挑んだ。「やまなしの森林百選」に指定され豊かな自然が魅力の滝戸山には中腹にカタクリの群生地がある。標高900mを過ぎて一気に視界が広がる。雲ひとつ無い快晴の空と、雪景色の南アルプスに八ヶ岳、遠く北アルプスまでが見える。しばらく歩を止め景色を楽しむ。足元に点在するカタクリは花を終えて実を付けている。水のない沢を渡り南へトラバース気味に登り、更に広いカタクリの群落を進むと最上部に僅かに咲き残った紫の花を見つけた。ナンジャモンジャは昨年の台風で残念な姿になってしまったが、ぎりぎり頑張って待っていてくれたカタクリ(下山時に撮影)は花弁の先を枯らしながらも、午後の陽光を受けて精一杯の強く美しい姿を見せてくれた。
右左口08:15~滝戸山10:30 2+15
滝戸山10:50~鴬宿峠11:20 0+30(ナンジャモンジャ)
鴬宿峠11:40~滝戸山12:20 0+40
滝戸山13:10~右左口14:40 1+30 SC

花の湯村山トレーニング Ⅲ

2019/04/21(日)

白山の南東斜面でシロイワカガミ(写真)の開花情報を聞いて、消防訓練を終え急ぎ緑ヶ丘へ向かう。先行して出発したクラブメンバーに電話を掛けると、すでに下山中と帰ってきた。時間が惜しい中、満車の駐車場で難儀の末に急いで山に入る。里山が一番美しい色を見せる早春、もう少し萌黄色のままでいて欲しかったが、僅か一週間で山はミディアムグリーンに変わった。いつも通りスタートから飛ばすと、遅い時間に気温も湿度も高く汗がふき出す。タイム更新に期待せずリラックスしたのが良かったか、湯村山15分、三角点28分と順調に通過する。ここから最低鞍部までの急降下で、クラブメンバー達は階段コースを取ったらしく対面は叶わなかった。今回から歩き方をピッチからストライドに変えてみた。肩にザックの加重がない空身では、大きな段差も大股で強引に上がると時間が稼げる。もちろん登りは花を愛でる余裕はない。お目当てのシロイワカガミは山頂南東斜面に群落を成して咲いていた。初めて見る白色のイワカガミは想像していたより小振りで葉の形に特徴があり、今月いっぱいが見ごろ。白山のミツバツツジは終盤に入った。最低鞍部にイカリソウの群落あり見ごろ。全山を通して眩しい新緑の中に、ガマズミとアオダモの純白と山桜のピンクが美しい。湯村山のレンゲツツジは五分咲き。
緑ヶ丘10:40~白 山11:28 0+48(18℃ 48.23.14)
白 山11:50~緑ヶ丘12:50 1+00 FT

花の湯村山トレーニング Ⅱ

2019/04/14(日)

10日(水)には想定外の雪が降り数日は寒い日が続いた。富士山やアルプスはもちろん、盆地を取り囲む低山にも積雪があった。今日は午後から雨予報だから早朝トレーニング、そのまま出勤する事にした。日曜日は道路が空いているから10分で緑ヶ丘球技場の駐車場に到着する。歩きだして湯村山の登山道に入ると直ぐに朱色のレンゲツツジが迎えてくれた。あれ何か雰囲気が違うぞ。僅か一週間で山全体がセピアからライトグリーンに変わったのだ。山が一年で一番変化する季節、特に里山の南斜面ではそのスピードが一段と早く、前回は下で満開だった山桜もぐんぐん上に登っている。何時もの場所で下りてくる何時もの青年と挨拶を交わす。爽やかな青年からパワーを貰うとテンションが上がる単純な性格も悪くない。集中が切れる中盤の登りも、頑張れ頑張れと声を出しながら意識を保つ。低めの気温も背中を押してくれた。第2東屋周辺から風化花崗岩の白い道に変わりラストスパート。BEST更新は成らずとも僅か2秒差だから良しとしよう。帰りは花を楽しみながらゆっくり行こう。白山周辺のミツバツツジは最盛期に入ったようだ。山頂直下(写真)から淡紫の向こうに春霞の富士山を望む。最低鞍部はブナの新緑と、その上に満開の山桜がトンネルを成して美しい。湯村山北面で見つけた見事なレンゲツツジは開花寸前。
緑ヶ丘7:00~3東屋8:00 1+00(10℃ 47.52.92)
3東屋8:10~緑ヶ丘9:10 1+10 FT

花の湯村山トレーニング

2019/04/07(日)

毎週1回の湯村山トレーニングが15回目になり、登山のためにも、健康を維持する上でも良い習慣になってきた。だが悪い癖が闘争心。誰と競争する訳でもないが、昭和高校山岳部2年生の15kgザックで35分が意識から離れず以来、毎回タイムを計測している。タイム短縮のためにペース配分を考える。終盤は嫌でも苦しくなるから前半から飛ばす作戦だ。だからいつもスタートが一番きつい。湯村山15分、電線25分、自分なりに決めたチェックポイントで通過タイムを確認する。小さなピークを越えて最低鞍部までの急降下は走って下る。この後2東屋までの登り返しで、何故かいつも闘争心が切れる。2東屋からのラストスパートは問題ないから課題は明確になった。白山 3/17(1℃)47.50.95 3/31(12℃)48.50.98 4/7(16℃)49.10.82 気温の差か?山頂は先客が居たので3東屋まで行きベンチに腰掛けて休む。闘争心だけでは神経が持たないから帰りは花を楽しもう。3東屋近くヤマツバキ満開、白山周辺のミツバツツジ5~8部咲き、南斜面では満開、レンゲツツジは芽吹き出した。イカリソウ(写真)タチツボスミレは湯村山周辺で多数。
緑ヶ丘7:00~3東屋7:55 0+55(16℃ 49.10.82)
3東屋8:10~緑ヶ丘9:20 1+10 FT