ロストポジション

2013/07/28(日)

県界尾根登山口を基点に赤岳(2899m)に直登し真教寺尾根を下山するコースで以前から気になっていた賽の河原から大門沢への道を確認する目的で大門沢側から入ったが僅か20分で道を見失ってしまう。
分岐点には立派な金属製の道標が設置されているが地図には記載のない道、段々と踏み跡は薄くなり、腰の高さまで茂ったクマ笹は昨日の雨をたっぷり吸いズボンを不快に濡らす。
慎重に進んだつもりだが、頼みの赤テープも最後の地点になってしまった。
ちぎれて小さな赤テープの切れ端と行く手を遮る倒木(写真)、周囲に目を凝らすが同じ景色ばかりで強引に進めば更に深みにはまりそう。
うるさく纏わりつくアブも、濡れたクマ笹も、多数の倒木も自分を拒んでいる。
鉄則に従い分かる所まで引き返すが結局1時間近いタイムロスの末に分岐点に戻り県界尾根コースを登り大天狗で降り出した雨に撤退を決断した。
美し森08:10~大天狗11:25 3+15 
大天狗12:15~美し森14:15 2+00

梅雨明け十日

2013/07/07(日)

7/6(土)雨があまり降らないまま平年と比べて15日も早く、関東甲信地方の梅雨明けが発表された。
梅雨明けと聞き真っ先に連想するのが「梅雨明け十日」、最近ではあまり聞かない言葉になってしまったが、40年前のC山岳部の時代に先輩から経験的に教わったアルプスなど3000m超への登山適期で、当時は富士山や北岳などで安定した天候の恩恵をいつも感じていた。
夏山で一番の注意点は落雷を伴う急激な天候の変化、特に遮る物が無い稜線上ではそのリスクはさらに増大するので大気の状態が気に掛かる。
今日は山中湖の平野から大平山までの計画だったが、午後から所により雷雨の予報通り、石割山の頂上で雷鳴を聞き、平尾山(写真)から早々に下山した。
参道入口10:20~平尾山12:15 1+55(石割山経由)
平尾山13:15~参道入口14:00 0+45