大菩薩連嶺の朗らかな景色

2013/05/19(日)

第3日曜は地域の清掃作業でスタートが遅く夕方から雨の予報が出ているので小屋平から小金沢山(2014m)ピストンにした。
大菩薩のメインコース大菩薩峠から南へ熊沢山を越えて僅か30分の石丸峠から狼平までの草原は天候にも恵まれ実に素晴らしい景観で優しさに満ちた空間が広がっていた。
なぜこんな恐ろしい名前が付けられたのか不思議な狼平から見た石丸峠方面(写真)中央が熊沢山で訪れる者を明るく朗らかな気分にさせてくれる。
振り返ると富士山に向かって真南に延びる南大菩薩の縦走路が続き大菩薩連嶺のスケールの大きさを知る。
小屋平09:25~小金沢山11:15 1+50
小金沢山11:55~小屋平13:20 1+25

いにしえの峠道と太古の森

2013/05/12(日)

週間予報では日曜日に傘マークが出ていたが、土曜日にまとまった降雨が有り天気は急速に回復に向かった。
だが、山の天気は崩れは半日早く、回復は半日遅くが通例で今日はスタートを意図して遅らせ、丸山林道と池の茶屋林道の分岐点(1674m)から静けさを求めて源氏山(1827m)と一等三角点のある大峠山(1908m)に登った。
源氏山は南アルプスの前衛として有名な櫛形山から南に延びる主稜線からやや東に突き出た独立峰で鰍沢町の最高峰になり、相当な深山であるが山奥まで通じた車道によっていとも簡単に登って来られるようになった。
周辺には昭和の初めまで頻繁に使われたという幾つもの峠道が点在するが今では訪れる人の少ない静けさに満ちた太古の森に包まれる。
大峠山を下る頃になって雲が切れ始め、登ってきた兜のような形をした源氏山の左に富士山(写真)が見えた。
丸山林道09:55~源氏山11:25~大峠山12:20 2+25
大峠山12:45~丸山林道13:45 1+00

長い付き合い

2013/05/04(土)

丸川峠には小学3年生の息子と登って以来、山小屋丸川荘の只木さんとの付き合いも20年近く続いている。
今日は連休で帰省したポーター担当の息子と娘も同行して、山小屋生活で野菜不足の只木さんに新鮮なビタミンを届けるために柳沢峠から登った。
コースは標高差190mの緩やかな尾根づたい片道6kmで前半はブナの原生林が、後半は苔のじゅうたんが見事で人通りも少なく静かな森林歩きを楽しむ。
後半のお気に入りの休憩ポイント天庭峠で一休みするミレーのザックとカリマーの背負子(写真)、いずれも70年代のレトロな山道具で、当時給料の大半をつぎ込んで揃えた一生物で大切にしている。
新緑の芽吹きにはまだ早かったが暑さ寒さのない快適な季節、大型連休で賑わう登山客の対応に追われる只木さんもいつまでも健康でと願う。
柳沢峠08:30~丸川峠11:00 2+30
丸川峠12:55~柳沢峠14:55 2+00