経験から学ぶこと

2012/08/26(日)

小さい頃から山へは良く連れ歩いた息子と娘だが今では8月に大菩薩の丸川荘に野菜を届けるのが親子の恒例行事になった。
農協の直売所で調達した新鮮野菜は息子の背中に委ね、後にピクニック気分の娘が同行する。
六本木からは3.5kmの緩やかな道だが、慣れない背負子に肩がこると言っていた息子も登山者に 「ご苦労様です」 と声を掛けられて満更でもない様子。
山小屋では徒歩で荷物を運搬する歩荷(ボッカ)が日常の仕事で食材から燃料などすべてが人の背中で運ばれてくる。
便利さ快適さが当りまえの都会で暮らす息子にとって、この歩荷は極めて非効率な労働に思えたかも知れない。
だが、自分で汗して担ぎ上げた野菜の尊さは心と体で強く感じた事だろう。これが経験から学ぶと言うことだ。
今ではネットで容易に知識も情報も得る事が出来るが、それで知った顔は大きな間違い。何事も経験である。
六本木10:50~丸川荘12:40 1+50
丸川荘15:15~六本木16:40 1+25

理想的な晴天

2012/08/16(木)

理想的な晴天に恵まれ八ヶ岳の秀峰権現岳(2715m)から延びるキレット尾根の向こうに主峰赤岳(2899m)(写真)を望む。
今年は自治会行事やその準備のために拘束される休日が多く、やっと開放された盆休みだったが、週間予報は全滅で山は諦めていた。
だが、そのチャンスは突然来た。休暇最終日になって太平洋高気圧の勢力が強まり16日に快晴の予報が出た。午前中は仕事の予定だったが、この機会を逃してはならぬとキャンセルして八ヶ岳に向かう。
昨今の異常加熱とも言える山ブームに代表的なコースは登山者で溢れ駐車場の確保も難しいから観音平を基点に延命水~木戸口~三ツ頭~権現岳~ギボシ~ノロシバ~青年小屋~観音平の周回コースを選んだ。
案の定、天女山からの尾根に合流するまでの3+30で出会ったのは単独行の一人だけで静かな山歩きができ、長丁場だったが雷雨の心配もなく存分に夏山を満喫した。
観音平07:15~権現岳11:45 4+30(木戸口尾根)
権現岳12:45~観音平16:20 3+35(青年小屋経由)

自主トレ

2012/08/13(月)

太平洋高気圧の勢力が弱く曇りベースで午後は雷雨注意報が発令される残念な盆休みになってしまった。
今日も晴れ間は有るものの雲低は低く4000ft位から雲の波で茅ケ岳の山頂も隠れている。
湿度も高めで身体に堪える暑さの中、技量維持とエンジン防錆の為に自分自身に課している月に一回の単独訓練で双葉のR/W15を離陸した。
頭を雲にふさがれ高度は高く取れないが、3000ftも上がればベンチレーターの風が心地良く一連のアエワーク科目をこなしてタッチアンドゴーへ双葉は北風に変わりストレートインでR/W33へ進入する。
練習生時代の25年前と比べると、滑走路に隣接して大型ショッピングモールがオープンしたことで気流が複雑になり、同時に周辺は急速に開発が進み住宅が増えパイロットの緊張は増大した。
写真は、計器高度3000ft茅ケ岳の西麓に広がる明野村(北杜市)その名の通り日本一の日照時間を誇る。中央にひまわり畑で有名なフラワーパークが見える。
双葉10:05~双葉11:20 1+15