第1回ふるさとの山に登ろう

2012/05/26(土)

自治会体育班の野外活動「ふるさとの山に登ろう」が本番を迎え、中高年の男女11名グループで見事に茅ヶ岳登山を成し遂げた。
少々大げさかも知れないが最高齢76歳(平均65)での茅ヶ岳はかなりハードな登山といえる。しかし登山経験者が大半で、中には半世紀近く前に甲斐駒の黒戸尾根を日帰りした元祖山ガールもいて、興味ある戦後の第一次登山ブーム時代の話を聞きながらの登行は楽しい。
だがそれも緩やかな前半まで、女岩の水場を過ぎ険しい急登になると息が上がり足場の悪さも有って目線は足元ばかりに落ちてしまう。時々立ち止まりブナの若葉に目線を上げて新緑のエネルギーを貰おうと励ます。でも、たとえどんなにゆっくりでも歩いていれば必ず着くのが頂上で、やがて前方が空だけになり快晴の茅ヶ岳(1704m)に立った。写真は、咲き始めた山頂のミツバツツジの向こうに金峰山を見る。眺望は今日も360度で、空には珍しい彩雲(水平環)まで現れ我々の登頂を祝福してくれた。
深田公園08:55~茅ヶ岳11:50 2+55 (女岩コース)
茅ヶ岳12:35~深田公園14:30 1+55 (防火帯コース)

揺れるフライト

2012/05/20(日)

訓練生時代に諏訪湖の上空で教官と二人キャノピーに頭を打ち付けたり、南紀白浜から鈴鹿山脈を越える帰路では操縦できない程の乱流に揉まれもした。
そんな数々の経験を重ねて来たのに最近では揺れるフライトが楽しさ半減、怖さが倍増に感じられる。
昨日は高気圧に覆われ絶好のフライト日和だったが、今日は見事に予報を裏切って山の稜線は雲の中に隠れ風も強い。
経路上のウエザー確認で伊豆半島に降雨の予報が有り、予約してあった新島をキャンセルして松本に変更した。
予想した程度だったが長坂からライトタービュランスに入り、ハーネスを強く締め操縦桿に力が入る。
塩尻峠を越え松本盆地に入ると車輪とフラップを出して減速しても降下率が間に合わない程の強烈な追い風を受ける。
ちょうど風の変わり目で地上はまだ北風、ダイブブレーキ全開でR/W36に着陸すると間もなく南風に変った。
写真はR/W18を離陸後、諏訪湖上空5500ftから小窓にセットしたカメラが自動撮影した八ヶ岳方面で見た目では穏やか。
「揺れるフライトが好きなパイロットは居ないだろう」そう自分に言い聞かせながら双葉に帰った。
双葉10:50~松本11:20 0+30
松本12:50~双葉13:25 0+35

清々しい晴天

2012/05/13(日)

昨日は北海道で季節はずれの雪が降り、今朝は乾いた北風の安定した清々しい晴天となった。
GW4日に登った笹子雁ガ腹摺山は天候不順で雷雨に遭い早々に退散したが、今日は雨具の心配はない。
冬場の体力維持を目的に始めた低山歩きだったが、春の訪れが遅かった今年は高山の残雪が多く、大掛かりな装備を必要としない低山の方へ自然と足が向く。
だが、標高が1000mにも満たない低山では夏場は暑さとの戦いで、特に風通しの無い樹林帯の中では不快指数もピークになるから予想最高気温や湿度を考慮して目的の山を選びたい。
今日は4日に登山口を下見しておいた大月市と都留市に跨る高川山(976m)に登った。
360度の展望が広がる山頂は30人以上の登山者で賑わい快晴の空には巻雲(写真)が流れ上空の強風を教えている。
初狩口10:20~高川山11:10 0+50(男坂)
高川山12:00~初狩口12:40 0+40(女坂)

天候不順

2012/05/04(金)

GW襲った大雨は去ったが上空に寒気が流れ込み大気は不安定で県内全域に雷注意報が発令された。
昨夜の予報で晴天時間が長かったのは県東部で、短時間に登降できる笹子峠から笹子雁ガ腹摺山に登り条件が許せば米沢山~お坊山の計画で出掛けた。
国道20号の笹子トンネルを抜けて最初の左カーブを右に折れて旧道を笹子峠に向うが、昨秋の台風による崩落で矢立の杉から通行止のため林道を歩き、有形文化財に指定された笹子隧道(昭和13年開通)の脇から登山道に入る。
昔の人たちが足で越えた笹子峠は甲州街道最大の難所であったが、今では歩く人もなく落ち葉に埋もれていた。
峠からは尾根の南山腹を巻きながら進み2つ目の巨大な送電鉄塔の下を通過すると頂上(1358m)は近い。
雲に覆われ眺望に乏しい山頂(写真)で昼食中に雷鳴が響き2組いた登山者はそれぞれの下山路を降りて行く。
予想より早く降り始めた雨に計画を中止して往路を引き返した。
同じ頃、吹雪の北アルプスで生死を分けた遭難のニュースを翌日に知った。
山では早めの判断が鉄則なのに残念でならない。
矢立の杉09:50~笹子雁ガ腹摺山11:20 1+30
笹子雁ガ腹摺山12:10~矢立の杉13:15 1+05