登山の楽しみ

2007/09/23(日)

最近の登山の楽しみは以前にも増して「食べる事」が大きな要素を占めている。
キツイ登りに消耗した体力を回復させ、また寒い日などは温かい食べ物が何より有り難い。だから少しくらい荷物になっても調理道具は必ず背負って行く。
今日の山頂は前線の南下に伴う雨雲と霧に覆われ、風は穏やかだが陽射しはなく肌寒さも感じる。
お気に入りの南側に一段下がった岩陰に有る、岩テーブル(写真)に永年愛用のガソリンコンロをセットしてウインナー、目玉焼き、ラーメンを調理、更におにぎり、デザートはフルーツゼリー、食後のコーヒー、、、。
この食べる楽しさが有るから山は止められない!
ザックが軽くなった分、重くなったお腹を抱え傘を差しての下山になる。
峠に戻る頃は深い霧で、本降りになる直前に車に乗り込んだ。
大弛峠10:00~金峰山12:10 2+10
金峰山13:30~大弛峠15:35 2+05

グライダー訓練

2007/09/16(日)

ピュアグライダーはGW以来で、4ヶ月振りになってしまった。
クラブで定めた安全基準はライセンサーでも1ヶ月以上のフライトインターバルが有る場合は教官同乗で技量チェックを受けなければならない。
順番待ちをしている練習生には申し訳ないが1フライトだけ複座練習機と教官を拝借する。
写真は、後席小窓から教官がカメラを出して撮影した離陸直後の様子。
60m先の曳航機は右からの横風に対して機首を風上に向けるクラブ法、追随するグライダーは風上の翼を下げるウイングロー法で軸線をキープする。
高度は約5メートル、不意の索切れなどに対して瞬時の判断と的確な操縦が求められ、安全高度に達するまでは教官も気は抜けない。
むろん練習生にとっても着陸の次に難しく、悩む所だろう。頭でしっかり理解出来ていなければ身体は動かない、座学を抜きに上達の近道は無い。
韮崎15:36~韮崎15:52 0+16(複座機)
韮崎16:03~韮崎16:19 0+16(単座機)

素晴らしい山

2007/09/08(土)

南佐久の霊峰、日本200名山の御座山(おぐらさん2112m)を訪ねてみた。
台風9号がもたらした大雨の影響が心配で地元の役場に電話して林道の通行が確認できた南相木村の栗生から入山する。
増水した沢筋を慎重に登り、豪快に飛沫を上げる不動滝で対岸に渡渉して急な尾根道に取り付き、強風に折れた木々の枝を除けながら急登を頑張る。
クサリ場を過ぎると石祠と鉄剣が奉ってある前衛峰2000mピークに着くが樹林に囲まれ眺望はなく、数十m下ったヤセ尾根上で初めて御座山(写真)がその荒々しく威圧的なピークを見せる。
山麓はひなびた山村のたたずまいを見せ、沢から滝へそしてモミツガなど千古の原生林の山道を行けば突然、凄まじい迫力で岩稜線のピークが現われコルまで降下、再びシャクナゲ樹林の直登、非難小屋を経て展望360度の山頂に至る。
実に変化に富んだ素晴らしい山だった。
栗  生08:05~御座山10:50 2+45
御座山12:20~栗  生14:25 2+05

継続は力なり

2007/09/02(日)

昨年から気になり出した膝の痛みは、日常生活には支障ないが山登り(下り)には深刻な悩みになっていた。
初めは着地の衝撃という感じだったが、どうやら大きな段差を踏み下ろした時の反対(特に左足)の膝が深く曲がった時に激痛が走る症状に変ってきた。
だから痛み出すと、痛いはずの左足が着地を専門に受け持つ不自然な歩き方になる。 当然ゆっくり、時には登り以上に時間が掛かってしまう事もあった。
それでも週末が好天に恵まれた今年の夏は毎週出掛けて、気が付くと4週間前の雨乞岳からピタッと痛みが消えていた。
今日は試しに10kgの荷物を背負い、近場でアップ ダウンの有る茅ヶ岳~金ヶ岳を往復歩いてみた。
写真の茅ヶ岳から急降下したコル(鞍部)にある石門をくぐり、直ぐに急上昇するコースでも痛みは全然でなかった。 やはり 「 継続は力なり 」 これ本当です!
深田口10:15~金ヶ岳13:00 2+45
金ヶ岳13:30~深田口15:40 2+10