ロッククライミング

2007/08/26(日)

いつもの様に頂上で缶ビールを飲んでいると足元から、こんにちはと愛想よく若い女性クライマーが這い上がってきた。
手際よく確保支点を取るとセカンドにOKの声を掛ける。  ザイルを操る真っ黒に日焼けした腕は細いが、その手さばきには自信が感じられる。
しばらくして中年の男性、さらに中年の男性が、二人とも都会のクライミングジムに通うお客さんで、明日は北岳バットレスに行くと言う女性はプロのガイドだった。
写真は、横岳山頂から見下ろす小同心を登るクライマー3人(黄色のヘルメットが女性ガイド)右下に赤岳鉱泉の黒い屋根が見える。
あの高度感と緊張感とその後の達成感が懐かしく、昔取った杵柄が通用しない世界である事は良く分かるが、岩登りをまたやってみたい強い思いに駆られた。
海ノ口07:35~横 岳11:25 3+50(杣添尾根)
横 岳12:35~海ノ口16:55 4+20

涼をもとめて Ⅱ

2007/08/14(火)

涼しかった7月の分まで8月に入ってモーレツな暑さが続いている。
今日もうだる暑さになりそうだから、ロープウェイで北八ヶ岳へ避暑しよう。
心配した渋滞だが、盆休みの割りには交通量も少なく6時に家を出て、9時前には2237mの山頂駅に着いた。初めは遊歩道を散策するサンダル履きの観光客と一緒に歩くが、直ぐに登山道へ分かれる。
北横岳までは大勢の登山者で賑わっていたが、三ツ岳~雨池山のコースは行き交う人も少なく北八ッ特有の静かさが漂う。
写真の雨池を見下ろす三ツ岳から40分ほど下った地点に、理想的なテラスがあり涼風に吹かれながらビールとランチで至福の時を過ごした。
山頂駅08:55~北横岳10:10 1+15
北横岳10:35~テラス 12:35  2+00(三ツ岳経由)
テラス14:05~ 山頂駅15:30 1+25(雨池峠経由)

涼をもとめて

2007/08/12(日)

連日猛暑が続き、昨日は今夏一番の37.3℃(甲府)を記録した。
今日は息子の助けを借りて山小屋丸川荘で25日に開催される『峠のコンサート』の景品と、野菜を荷揚げする。
いつもなら裂石から尾根道を登るのだが、暑さが厳しいこの季節は汗だくの辛い登りになるので、涼をもとめて牛首谷から沢筋を登ることにした。
東京都水道局が管理する水源林の中を流れる牛首谷の沢(写真)は、峠の直下まで豊富な水流が続き、爽やかな涼風が下界の暑さを忘れさせてくれた。
注※泉水十文字周辺には地図にない管理道が多数有り、分岐点に道標もないので初心者の入山は十分に注意して頂きたい。
牛首谷10:25~丸川峠11:25 1+00
丸川峠13:05~牛首谷14:00 0+55(泉水十文字経由)

温め続けてきた山

2007/08/05(日)

雨乞岳(2036.8m)は南アルプスの最北端に位置し、登山口の石尊神社からピストン(往復)で8時間も掛かり、不明瞭な踏み跡を辿るルートファインデングも要求される熟達者向きのコースしかなく、気になる存在で有りながら長い間温め続けてきた山であった。
だが先月、登山用品店で白州のキャンプ場から新しいコースが整備されて時間も短縮されたという話を聞き、雨乞岳にランプが燈った。
親切に店長が書いてくれた地図を頼りに、国道に「ビレッジ白州」の看板を見つけ7km先のキャンプ場を目指した。
天気予報は曇り時々晴れだが午後は雷雨の確率が高い、登山口まで下見のつもりだったが、帰れば里は今日も35℃超の暑さだ。
頑張れば2時間くらいだろうと、いつもの様に楽天的に考えて歩き出した。
写真は、山頂から南東方向に瞳を凝らす、 晴れていれば甲斐駒ヶ岳や鋸岳が目前に迫るのだが、白ザレの日向山が見えただけでも良しとしよう。
ビ白州 09:25~雨乞岳12:15 2+50
雨乞岳12:50~ ビ白州15:15 2+25