空に見る季節の移ろい

2006/09/17(日)

台風13号の影響で山も空も諦めていたが、予想外に午前中の降水確率は低く、7時頃から雲の切れ間に青空も見え始める。天気を調べると長野県の南部と甲府盆地が大きな晴れのエリアになっている。飛行コース八ヶ岳連峰~奥秩父連峰、所要時間2+00のフライトプランを提出して、燃料満タン(5+30)で先週3時間近く掛けて登った西岳を目指す。パワフルに生まれ変わった愛馬の心臓は、涼しくなった外気温にも助けられ、騎手の意のままに楽々と天空へ昇って行き、離陸から15分後に高度2500mで誰もいない西岳山頂を通過した。写真は、甲府市上空3300mから積雲の上に浮ぶ富士山を捉える。湿った南西の風が富士山にぶつかって上昇し、冷やされて風下側に雲ができている。高層には秋を象徴する、うろこ雲(巻積雲)が美しい表情を見せてくれた。次回は、富士山の初冠雪 (平年10月1日) を空から訪ねてみよう。
双葉10:00~双葉11:40 1+40

山に見る季節の移ろい

2006/09/10(日)

西岳(2398m)は南八ヶ岳の最西端に位置し、富士見高原ゴルフ場のクラブハウスの横から登山道に入る南尾根が一般的でコースタイムは3+25とあるが、眺望が利かない樹林帯の登りは単調で時間の経過が長く感じられる。遅いスタートの焦りにペースを乱し、空腹で気分的にもかなり滅入ってしまい止めて帰ろうかと考え始めた2100m付近、背負子に真新しいゴム長靴で下って来て「こんにちは、西岳ピストンですか?」と声を掛けてくれたのが青年小屋と権現小屋のオーナーで日本を代表する登山家のひとり、竹内 敬一さんだった。山頂まで後1時間は掛かる(標高差100m/20分)と言われた事で逆に元気をもらい、お陰で45分後に山頂に立つ事ができた。写真は、山頂から先週登った権現岳を望む。稜線にまとわり付く夏の雲と対照的に、はるか高層には秋の雲が下界では感じにくい季節の移ろいを、はっきりと見せてくれる。
ゴルフ場11:45~西   岳14:30 2+45
西   岳15:00~ゴルフ場16:35 1+35

八ヶ岳は小屋ヶ岳

2006/09/03(日)

八ヶ岳は別名を 「小屋ヶ岳」 と呼ばれるぐらい山小屋が多く、夏沢峠を境に南北20km程の狭い山域(南八ヶ岳)に10軒もの小屋があり、うち5軒が険しい稜線上に建っている。たまには小屋を利用してゆっくりと山旅を楽しみたいのだが、悲しいかな連休が取れない身ゆえ、いつも日帰りの強行軍になってしまう。今日も、赤岳の文三郎尾根(休憩を含む往復10時間の行程)を計画して3時に目覚ましをセットしたが、1時間寝過ごしてしまい須玉ICで高速を降りて、天女山から権現岳(2715m)へ 計画を変更した。 写真は、山頂直下に建つ権現小屋で、正面の編笠山の手前に建つ青年小屋が、おーいと呼べば聞こえそうな距離に見える。登山者にとっては、山小屋の存在ほど有り難い物はない。俺も休みさえ有れば常連客になれるのにクヤシイ!!
天女山05:55~権現岳09:45 3+50
権現岳10:45~前三ッ11:45  1+00(昼食)
前三ッ12:30~天女山13:45  1+15