コーヒー栽培ブログ

種蒔きから330日、トップと2番と13番(2020-06-26 更新)

6月25日、甲府の最高気温は29℃と真夏日には届きませんでしたが、湿度が高く気温以上に蒸し暑い一日でした。でも人間にとっては不快な湿度が、コーヒーにとっては快適な環境のようです。みな元気に成長しているからです。毎日の観察のポイントは葉の色(人間で例える顔色)で判断する健康状態です。どれも鮮やかな緑で極めて良好です。次に根本の幹の太さを確認します。これはどれも細く上部が大きく不安定なままです。そしてルーペを使って一番気になる側枝を探します。特にトップが入れ替わったA(1月23日に鉢上げ)は樹高が25cmを超え期待して観察しますが、まだそれらしき様子がありません。側枝がでたら一回り大きな鉢に植え替える予定で準備はしてありますが、気持ちだけ焦っている人間の都合には全く介していない感じです。写真は左から現在トップのA・中央が2番(2月13日鉢上げ)右が13番の末っ子(2月20日鉢上げ)です。

種蒔きから323日、本格的な梅雨を迎えて(2020-06-19 更新)

6月18日、予報より6時間も早く降り出した雨が昼過ぎには本降りになりました。蒸し暑いとの予想もはずれ半袖では肌寒い一日でした。気温が低いと成長が鈍化しているように感じられますが、確実に大きくなっています。現在トップは(写真中央)2月13日に鉢上げした物で、4ヶ月前には6番目でした。今日はメジャーを使って正確に身体測定して記録しました。身長23cm、本葉の数はダントツの18枚で、一番大きな葉は14cmもあります。見た目の印象は頭でっかちの痩せ型で、強い風に当てたら根元から折れてしまいそうです。それにしても全く同じ条件と環境に居るのに、成長の順位が変化してバラツキが出るのが不可解です。何か意図的に条件を変えて実験してみたい衝動に駆られますが、失敗が怖くて出来ません。取りあえず側枝が出るまでは自然のままで任せたいと思います。

種蒔きから309日、双子ちゃん観察レポート(2020-06-05 更新)

6月4日、甲府では3日連続の真夏日となりました。それでも湿度が低く、午後からは風も出て、日影で過ごせば不快な暑さは感じられません。人間にとって快適な気候はコーヒーの子供たちにも良好な環境と言えるようです。観葉植物としても人気があるコーヒーの一番の魅力であるグリーンが一段と鮮やかに映える季節です。さて今日は末っ子と共に気に掛けている双子ちゃんの様子を観察してみます。大きい方の樹高は約20cm、小さい方は約12cmに成長してきました。本葉の数も16枚、12枚とかなり密集していますが、葉の色で判断する健康状態に問題はありません。また他の兄弟たちと同様に幹の根本がしっかりして来て爪楊枝3本分ほどの太さになりました。こうなると更に大きくなれと思うのが親心ですが、過保護による肥料の与え過ぎは厳禁です。液体肥料を1000倍に薄めた物を10日に1回程度で十分です。普段は土の表面が完全に乾いてから鉢底から流れ出るまで水をあたえます。これが強い根を育む秘訣なのです。