種蒔きから667日、少量の緩効性肥料を(2021-05-29 更新)
5月29日、挿し木で栽培して5年目のグアテマラ産(樹高1m)に初めて花が咲きました。3日前から5mmほどの蕾が膨らみ始め、今朝12輪が一斉に開花しました。純白の砂糖菓子のような花です。その花弁からはジャスミンティーや沈丁花を思わせる芳醇な香りが漂い、部屋中が優雅な雰囲気で満たされています。残念なのは一日花であること。仕事を終えて帰宅する夜には萎れてしまっています。ゆえに実(コーヒー)を付けるための受粉のチャンスは限られた時間しかありません。だからこそ強力な香りを放ってアリや蜂などの昆虫を呼び寄せ、受粉を促していると理解しています。さて種から栽培しているコーヒーの子供たちですが、剪定作業から2週間が経過したので施肥を行いました。今回は液肥でなく、顆粒をほんの少しだけ慎重に与えました。後3年は長い歳月ですが、この子たちにも写真のような花が咲く日が来ることを願っています。
種蒔きから651日、側枝の剪定作業(2021-05-13 更新)
5月13日、南の海上に停滞する梅雨前線の影響で雲が多く、湿度も高めの一日でした。今日は順調に生育している5ポットの中で、特に側枝が成長し過ぎた部分を思い切って剪定しました。教本によりますと剪定は5月頃が適期とあり、淡い緑の若葉が美しい先端から二節をカットします。これにより側枝から新たに脇枝が伸び、この部分に花が咲きます。もっとも花が咲くのは早くても後2年は掛かりますが、3年目を迎える夏と秋までの成長期に確実に木を太らせて行きたいと思います。ただ、焦りは失敗のもとです。コーヒー栽培の大敵になる直射日光と、高温に対して気を使う季節に向かい、慎重な管理が求められます。
種蒔きから641日、植え替え失敗事例(2021-05-04 更新)
5月3日、GWも中日になりますが上空の寒気の影響で不安定な天気が続いています。今日も朝には暖房が欲しい一桁の気温が、日中には25℃を超える夏日になりました。この寒暖差は植物にもシビアな影響を与えます。今日はショッキングな画像のアップになりますが、一番に発芽した長男の上部10cmを切断しました。早く大きく育てと焦って、厳冬の昨年1月23日に本葉が6枚になった所で、次男と共に発芽用ポットから鉢上げした失敗事例です。秋頃までは元気だったのですが、下部の葉が落葉(次男の同様)して成長が止まりました。それでも厳しい冬を越え、何とか命を繋ごうと下部に新しい新芽が覗くと、役目を終えたように上部が枯れてきました。地面から2cm一番成長している新芽と、上部に二節だけ残して、残念ですが切断です。今は本当に小さな命になってしまいましたが、コーヒーの強靭な生命力を信じて見守って行きたいと思います。