コーヒー栽培ブログ

種蒔きから116日、さらに本葉が(2019-11-26 更新)

11月14日の最高気温は23℃と暖かく、その後も平年を上回る気温が19日まで続きました。それが22日には最高気温が8℃と、大幅に下がり冷たい雨が降る震える寒さの一日でした。日照も得られず温室の内部も15℃を下回ってしまいました。発芽から3ヶ月に満たない苗にとっては過酷な環境と言えますが、コーヒーは意外とタフな植物のようです。最低12℃、最高20℃を観測した24日、(発芽から87日)可愛い3枚目と4枚目の本葉が開きました。本葉は2枚が一対で角度は90度づつ交互に開き、今回は子葉に重なるように開きました。コーヒー栽培を始めてもうすぐ5ヶ月を迎え、我が子の成長が楽しみです。さて外気が氷点下になる前に温度管理の方策を準備せねば。

種蒔きから106日、本葉が開く(2019-11-23 更新)

温室に入れてから成長のスピードが速くなったように感じます。米粒ほどの小さな本葉を確認して2週間、種蒔きから106日となる11月14日に本葉は2cmほどに開きました。撮影のため窓辺に移動すると、若葉が光に透けて美しい黄緑を見せてくれました。葉の形はやや細長く、厚みも薄い感じですが健康なエネルギーに満ちています。これから一段と寒さが厳しくなり温度管理が重要になるので、何かヒーターを準備しなければなりません。

種蒔きから92日、発芽率は81%(2019-11-21 更新)

画像は10月31日(種蒔きから92日)の温室内の様子です。温室とは言っても廃品利用の水槽で粗末な物です。しかし上部も含め全面ガラスの構造は日光が良く入り苗の生育には理想的な環境と言えます。また水温を測るため吸盤で付いていた温度計もそのまま再利用して重宝しています。窓辺に置いた水槽(温室)はブラインドで遮光しても内部は40℃以上の高温になってしまうからです。このため日中は天板ガラスを外して、熱気がこもらないように換気します。水やりは土が乾いたらたっぷり、この時に活躍するのがコーヒーをドリップする細口ポットです。ところで生育に大きな差が有るのがお分かり頂けるでしょうか。中央列の四つですが、発芽までに早いものと比べ2倍の8週間も掛かったからです。また、全く発芽しないポットが三つあります。原因は分かりませんが発芽率81%には満足しています。

種蒔きから66日、子葉が殻を割る(2019-11-19 更新)

毎日の観察が日課になっていますが、本当に成長はゆっくりで、硬いパーチメントを手で割って助けてあげたい気持になります。画像は種蒔きから66日、子葉が見え始めて2週間が経過した10月5日の様子です。
マクロ撮影で見ると色も形もキャベツの様な感じで、子葉はパーチメントの中で折り畳まれている様にも見えます。懸命にパーチメントの殻を脱ぎ捨てようとする姿にコーヒーの逞しいパワーを感じます。
10月に入っても気温は高めで推移していますが、天候が不順で日照が得られない日々が続きます。そろそろ冬ごもりの準備も考えなければなりません。

種蒔きから88日、子葉が完全に開く(2019-11-19 更新)

10月12日に上陸した大型の台風19号は関東甲信や東北地方などで記録的な豪雨を観測して、各地に甚大な被害をもたらしました。台風が去った後も晴天は長続きせず、植物の生育に欠かせない十分な日照が得られない状況に心配な毎日です。せめて温度管理だけでもと、金魚を飼育していた時の水槽を利用した温室に入れました。その甲斐あって数日経った10月27日に子葉が完全に開きました。よく見ると土の上には頑張って脱ぎ捨てたパーチメントの殻が落ちています。下旬になり日照は回復して来ましたが、同時に朝晩との寒暖差が大きくなり温度管理が難しくなります。鮮やかなグリーンの子葉は見た目には元気ですが、コーヒーは亜熱帯から熱帯の植物です。もうすぐ厳しい寒さを迎える山梨で、初めての冬を越せるかが重要なポイントになります。

種蒔きから52日、子葉が見え始めた(2019-11-09 更新)

種蒔きから52日、パーチメントが地表に顔を出してから24日が経過した9月21日、高さは4cm程に成長しました。そしてついに植物の凄まじい生命力を見る瞬間が来ました。
コーヒーの実の中で種子を保護するため包んでいるのがパーチメントです。このパーチメントは爪で割るのも困難なほど硬い果皮です。この硬い殻を割って中から子葉が覗いて見えます。
思わず頑張れと声が出てしまいました。日中の気温は彼岸を境に落ち着いて来たので水やりは中2日にして、緩効性の肥料を少量だけ与えました。これから毎日の観察が楽しみです。