コーヒー栽培ブログ

種蒔きから545日、トップグループのバトル(2021-01-28 更新)

1月28日、曇り空から冷たい雨が降り震える寒さの一日でした。盆地を取り囲む周囲の山々では雪になっている事でしょう。そんな環境下、南国育ちのコーヒーにとって日本で冬を過ごすのは大変なことです。温度管理は当たり前、水やり過多と日照不足による根腐れの管理に細心の注意を払います。特に難しい理由は成長のペースが不揃いなため、管理の方法もタイミングもバラバラに行います。だから失敗もあり、都度ハラハラドキドキの連続です。それでも基本コーヒーはとても強い植物だと思います。温度管理さえキープしていれば多少のミスは許容してくれるので助かります。水やりに関しては乾燥気味の方が好まれるようで、葉の状態を見て少なめに与えています。今日は成長レースのトップグループの写真を撮りました。現在のトップは8月10日に植え替えたD君で当時は4番でした。側枝が両手を大きく広げて激しいバトルを戦っているように見えます。

種蒔きから531日、末っ子は成長を続けて(2021-01-14 更新)

1月14日、連日の極寒が少し緩み日中は暖かな陽気で快適な一日でした。三日前に甲府で4cmの積雪を観測した初雪は、その後の乾いた晴天で解けて、日影に少し残る程度です。それでも盆地を取り囲む山々には、しっかりと雪が残っていますから、朝晩の冷え込みは厳しくコーヒーの子供たちの管理に油断は出来ません。ほとんどの個体が冬場の生育停滞期に入っていますが、なぜか生育が遅かったグループ4ポットはゆっくりですが、成長を続けています。中でも目を見張るのが末っ子です。12月21日に側枝の画像をアップした末っ子です。しっかりと形になって来た側枝の上段に次の側枝の子供が見えています。樹高も伸びて本来ですとサイズアップした鉢に植え替えたい状況ですが、根にダメージを与えるリスクが大きいので躊躇しています。小さなポットの中で根詰まりが心配ですが、葉の色と艶から推測する健康状態は良好です。教科書通り植え替えは春まで待ちたいと思います。

種蒔きから519日、暖かな日差しの中で(2021-01-03 更新)

新年1月2日、天気図の等圧線は間隔が少し開いて冬型が緩みました。年末から日本海側では大雪に見舞われていますが、幸い山梨は乾燥した晴天の日が続いています。その分、朝晩の冷え込みは厳しく、ラジオ体操の時間、公園にある温度計ではマイナス10℃となっていました。寒さに弱いコーヒーの子供たちが心配ですが、夜間は部屋ごとオイルヒーターで温め、日中は閉め切った南向きの窓辺で暖かな日差しを一杯に浴びて元気にしています。樹高は大きい物で40cmを超え、幹回りは1cmほど、竹串の補助なしで問題なく自立しています。今日は成長の早い6ポットを真上から撮影してみました。当然サイズ感は伝わりませんが、コーヒーが観葉植物である一番の魅力、緑の美しさをお伝えしたいのです。コーヒーの緑をゆっくりと観察できる正月休みは今日で終わり、明日からは現実のコーヒーと向き合う仕事が始まります。